干物女の本棚
本棚がいっぱいになってくると、読まなくなった本を古本屋に持って行ったりするのですが、そのなかで、どうしても売れない本がある。
そんな本をたまに紹介していきたいと思います。
今日の寒波で既に心が折れそうになっていますが、こんな寒い秋の日に思い出すのはこの漫画。

「ムーン」
著者 松本花 1999年2月発行 新書館 ウィングスコミックス
漫画好きの同年代なら、結構知っている人もいるんではないでしょうか?
月夜に照らされる和洋が絶妙に入り交じった不思議な世界で、主人公の2人の少年が日々いろんな不思議に出会って行く。
長野まゆみの小説を漫画にした感じだと思う人もいるでしょう。
(といっても、長野まゆみの本は一冊くらいしか読んだことありませんが)
チタン猫、ティンクル・リトルスター、星水のソーダ割り、猫目石、万物結晶器・・・
ときめくようなフレーズ満載。
漫画ではない雑誌に、おまけのようについてる短編漫画だったように思います。
そのうちの一つの、あとり硅子の「四ツ谷渋谷入谷雑司ケ谷!!」というギャグ漫画が読みたくて雑誌を手に取った時に、偶然見つけたように思います。
そのとき読んだのが5話目の「電光浴」。
夜空を表現するのに、白い背景に黒い月や星を描く。
表紙によく編集者が煽り文を入れたりするわけですが、それが渦上に円を描いていたり。(ちょうどこの単行本の表紙の白い英字みたいに)
しかも最後のページはその表紙を左右反転させてた。
単行本では煽り文がないため、あのときの雑誌が欲しいかも・・・
当時高校生で、高校まで遠い距離を自転車で通っていたので、こんな秋が深まってきた寒い日は、一旦近所の本屋で休憩を挟み、日が暮れるのが早くなって真っ暗になった外を目の前にして、この「電光浴」だけを繰り返し読んでいました。
もう新刊は扱っていないようです。
残念ながら作者もこの本以外にこういう作風のものは書いていないんじゃないだろうか。
1999年発刊ということは、私の本棚にやってきて10年が経ちました。
でも、この漫画を頻繁に手に取ることはなくても、本屋で立ち読みしていた頃に感じた、静かで穏やかでノスタルジックな気もちは色褪せません。
車で夜、まばらなネオンの間を音楽かけながら走ってるときにも、よくこんな気持ちになります。
↓応援よろ!
人気ブログランキング
にほんブログ村 家計管理・貯蓄・節約ランキング
そんな本をたまに紹介していきたいと思います。
今日の寒波で既に心が折れそうになっていますが、こんな寒い秋の日に思い出すのはこの漫画。

「ムーン」
著者 松本花 1999年2月発行 新書館 ウィングスコミックス
漫画好きの同年代なら、結構知っている人もいるんではないでしょうか?
月夜に照らされる和洋が絶妙に入り交じった不思議な世界で、主人公の2人の少年が日々いろんな不思議に出会って行く。
長野まゆみの小説を漫画にした感じだと思う人もいるでしょう。
(といっても、長野まゆみの本は一冊くらいしか読んだことありませんが)
チタン猫、ティンクル・リトルスター、星水のソーダ割り、猫目石、万物結晶器・・・
ときめくようなフレーズ満載。
漫画ではない雑誌に、おまけのようについてる短編漫画だったように思います。
そのうちの一つの、あとり硅子の「四ツ谷渋谷入谷雑司ケ谷!!」というギャグ漫画が読みたくて雑誌を手に取った時に、偶然見つけたように思います。
そのとき読んだのが5話目の「電光浴」。
夜空を表現するのに、白い背景に黒い月や星を描く。
表紙によく編集者が煽り文を入れたりするわけですが、それが渦上に円を描いていたり。(ちょうどこの単行本の表紙の白い英字みたいに)
しかも最後のページはその表紙を左右反転させてた。
単行本では煽り文がないため、あのときの雑誌が欲しいかも・・・
当時高校生で、高校まで遠い距離を自転車で通っていたので、こんな秋が深まってきた寒い日は、一旦近所の本屋で休憩を挟み、日が暮れるのが早くなって真っ暗になった外を目の前にして、この「電光浴」だけを繰り返し読んでいました。
もう新刊は扱っていないようです。
残念ながら作者もこの本以外にこういう作風のものは書いていないんじゃないだろうか。
1999年発刊ということは、私の本棚にやってきて10年が経ちました。
でも、この漫画を頻繁に手に取ることはなくても、本屋で立ち読みしていた頃に感じた、静かで穏やかでノスタルジックな気もちは色褪せません。
車で夜、まばらなネオンの間を音楽かけながら走ってるときにも、よくこんな気持ちになります。
↓応援よろ!
人気ブログランキング
にほんブログ村 家計管理・貯蓄・節約ランキング